おうち英語とは
おうち英語とは、教室やサービスに通う前に、家庭で親子いっしょに英語に触れる時間をつくることです。特別な教材や高い費用がなくても始められるのが特徴で、絵本、歌、動画、かけ流し、日常のひとことなど、家にあるものや無料の素材から取り入れられます。短い時間でも毎日続けることが、英語を身近なものにしていく土台になります。まずは費用ゼロの範囲で習慣をつくり、必要になったら外部のサービスを任意で足す、という順番が無理なく進めやすい考え方です。成果を急いで競うものではなく、英語を生活の中の身近なものとして感じてもらうことが目的です。何を使うかよりも、短くても続く形を見つけることが出発点になります。
始める前に決めること
続けやすさは、始める前のちょっとした準備で大きく変わります。次の3点を、ご家庭の生活リズムに合わせてざっくり決めておきましょう。きっちり決めすぎず、後から見直せる前提にしておくのがコツです。
- 1日にかけられる時間:まずは5分や10分で十分です。長さよりも、毎日あることのほうが大切です。
- 使う時間帯:朝の支度、食事のとき、入浴、寝る前など、毎日かならず来る場面に結びつけると忘れにくくなります。
- 続ける方法:誰が担当するか、できない日があってもよいこと、週にどのくらいを目安にするかなど、ゆるい方針を家族で共有しておきます。
決めたことは、カレンダーに印をつけるなどして軽く記録すると、続いているかどうかが見えて励みになります。できない日があっても、翌日にまた戻れば十分です。完璧を目指すよりも、ハードルを下げて再開しやすくしておくことが、長く続けるうえでのコツです。
年齢別のやり方
0〜3歳
言葉そのものより、英語の音やリズムに親しむ時期です。歌やかけ流し、短い絵本の読み聞かせを、遊びの延長として取り入れます。反応が薄くても気にせず、親子で楽しめる範囲で続けます。くわしくは0〜3歳の進め方をご覧ください。
4〜6歳
やりとりが増え、好きなものがはっきりしてくる時期です。好きなテーマの絵本や動画、簡単な声かけを組み合わせると、興味が続きやすくなります。本人が選ぶ余地を残すと、前向きに取り組みやすくなります。4〜6歳の進め方もあわせてどうぞ。
小学生
学校生活や宿題との両立を考える時期です。読む量を少しずつ増やしたり、本人の関心に沿った素材を選んだりして、負担になりすぎない形を探します。小学生(低学年)・小学生(高学年)のページも参考にしてください。
取り入れやすい方法
次のような方法は、どれも家庭で手軽に始められます。一つに絞らず、絵本と歌、かけ流しと声かけのように、いくつかを日課の中で組み合わせると、飽きずに続けやすくなります。
絵本の読み聞かせ
おうち英語の中心になりやすい方法です。短い絵本を繰り返し読むことで、言い回しや音に自然に親しめます。選び方は英語絵本・多読の始め方でくわしく紹介しています。
歌
手遊び歌やマザーグースなどは、意味がわからなくても口ずさみやすく、リズムから英語に入れます。日課の中で同じ歌を繰り返すと定着しやすくなります。
動画
子ども向けの英語動画は、短い時間に区切って使うと取り入れやすくなります。見っぱなしにならないよう、見る時間をあらかじめ決めておくと安心です。
かけ流し
英語の音源を生活の背景として流す方法です。集中して聞かせるのではなく、耳慣らしとして気軽に使えます。歌や絵本の音源をそのまま流すのも手軽です。
声かけ
「Here you are」「Let's go」のような決まった短いフレーズを、日常の場面で使う方法です。数を絞って始めると、親も子も無理なく続けられます。
親が英語が苦手な場合
保護者が英語を流ちょうに話せなくても、できることはあります。音声付きの絵本やペン型の音声教材を使えば、発音は音源に任せられます。決まった短い声かけをいくつか覚えて使う、子どもといっしょに同じ音源を聞く、といった関わり方も無理がありません。うまく発音することよりも、英語に触れる時間を親子で一緒につくる姿勢のほうが、続けるうえでは役に立ちます。また、保護者が完璧に話せないことは、子どもにとって「間違えてもよい」という安心感につながることもあります。わからない単語を一緒に調べる姿を見せるのも、よい関わり方の一つです。
家庭内のルール
誰が、どの言語で話すかをあらかじめ決めておくと、日々の会話で迷いにくくなります。OPOL(一人一言語)をはじめとする代表的な方式の長所と現実的な難しさは、家庭内の言語ルールの決め方でまとめています。はじめから厳密に運用しようとせず、費用ゼロの範囲で、無理のないルールから始めるとよいでしょう。
外部サービスを足すタイミング
おうち英語である程度の習慣ができてから、やりとりの相手や学ぶ場を増やしたくなったときに、オンライン英会話や英語教室を任意で足すのが一つの考え方です。費用の目安はコスト比較で、各サービスの違いはオンライン英会話の比較と英語教室で確認できます。いきなり契約せず、まずは無料体験で相性を確かめるのがおすすめです。足すかどうかの目安は、子どもがもっと話す相手を求めている、家庭だけでは物足りなさを感じる、発音ややりとりを専門の講師に任せたい、といったサインが出てきたときです。必要がなければ、おうち英語だけを続けても構いません。
まとめ
おうち英語は、費用をかけずに家庭で英語に触れる時間をつくることから始められます。短い時間でも続けやすい形を見つけ、年齢に合わせて方法を少しずつ変えていきましょう。ご家庭に合った進め方の目安は、トップページのプラン診断でも確認できます。